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【保存版】初めての一人暮らし間取り選び完全ガイド|失敗しない間取りの選び方とポイント

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目次

はじめに:一人暮らしの間取り選びで失敗しないために

初めての一人暮らし、どんな間取りを選べばいいか迷っていませんか?家賃相場を見ると、同じエリアでも1R、1K、1DK、1LDKなどさまざまな間取りがあり、選択に悩むところです。

一人暮らしの間取り選びは、その後の生活の質を大きく左右する重要な決断。本記事では、実際の失敗事例やプロの意見を交えながら、あなたに合った間取り選びのポイントを詳しく解説していきます。

なぜ間取り選びが重要なのか?

間取り選びを失敗すると、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • 生活動線が悪く、毎日のストレスに
  • 収納が足りず、部屋が散らかりがち
  • 料理の匂いが部屋中に充満
  • 家具が思うように置けない
  • 光熱費が予想以上にかかる

これらの失敗を防ぐため、自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶことが重要です。

一人暮らし向けの間取りの基本と種類

主な間取りタイプとその特徴

1R(ワンルーム)

  • 特徴:キッチンと居室が一体となった最もシンプルな間取り
  • 広さ目安:13~20㎡
  • 家賃相場:都心部で5~8万円(首都圏はさらに上昇)
  • 向いている人:
    • 家賃を抑えたい人
    • 必要最小限の暮らしを好む人
    • 洗濯物が少ない人

1K

  • 特徴:キッチンが独立した間取り
  • 広さ目安:16~25㎡
  • 家賃相場:都心部で6~9万円(首都圏はさらに上昇)
  • 向いている人:
    • 料理をよくする人
    • プライバシーを重視する人
    • 生活空間を分けたい人

1DK

  • 特徴:ダイニングキッチンのある間取り
  • 広さ目安:20~30㎡
  • 家賃相場:都心部で7~11万円(首都圏はさらに上昇)
  • 向いている人:
    • 食事を楽しみたい人
    • 来客が多い人
    • メリハリのある生活がしたい人

1LDK

  • 特徴:リビングダイニングキッチンと個室がある間取り
  • 広さ目安:25~40㎡
  • 家賃相場:都心部で9~15万円(首都圏はさらに上昇)
  • 向いている人:
  • 広々と暮らしたい人
  • 在宅ワークが多い人
  • 将来的な二人暮らしも視野に入れている人

(番外)スタジオタイプ

スタジオタイプは海外のマンション(コンドミニアム)に多くあるタイプの部屋で、リビングルーム、ベッドルーム、キッチンを組み合わせた小さなタイプで仕切り壁がない分、より広いスペースの感覚をより効果的に活用できます。 スタジオタイプは他の名前で「シングルアパートメント」効率的なアパートメントとして知られています。

  • 特徴:リビング、キッチン、ベッドルームの仕切りがない、スペースを広く感じる
  • ワンルームに近いが部屋自体が広く作られている
  • デザイナーマンションなどで見られる

2. 間取り選びでよくある失敗事例と対策

実際の一人暮らしの方々から集めた失敗事例とその対策を、カテゴリー別にご紹介します。内見時のチェックポイントとして参考にしてください。

居室編

「部屋が細長いため、ベッドを置くと通路のようになってしまい、デスクやテレビボードが思うように置けません。結局、窮屈な暮らしを強いられています」(25歳・女性)

失敗例1:細長い1Rで家具が置けない

  • 問題点:
    • 家具の配置が制限される
    • 動線が悪く使いづらい
    • 圧迫感がある
  • 対策:
    • 内見時に家具のサイズを確認
    • 正方形に近い間取りを選ぶ
    • 家具の配置プランを事前に検討
対策ポイント
  • 内見時に主要な家具(ベッド・デスク・収納)の配置をシミュレーション
  • 部屋の横幅が1.8m以上あるかチェック
  • 正方形に近い間取りを選ぶ
  • 家具のサイズを事前に確認し、図面に配置してみる

「一般的な一人暮らし向けの家具を置くには、最低でも横幅1.8m以上が必要です。細長い部屋の場合、棚やラックを活用した縦の収納を検討しましょう」

【プロのアドバイス】

失敗例2:料理の匂いが充満するワンルーム

「料理好きで毎日自炊していますが、ワンルームだと料理の匂いが服や布団に染み付いてしまいます。特に焼肉やカレーを作った翌日は服に匂いが…」(27歳・男性)

  • 問題点:
    • 洋服に匂いが付く
    • 寝具に匂いが染みつく
    • 換気が追いつかない
  • 対策:
    • 換気扇の性能を確認
    • 窓の位置と数をチェック
    • 1Kの選択を検討
対策ポイント
  1. 換気設備のチェック
    • 換気扇の性能
    • 2方向以上の窓の有無
    • 風通しの確認
  2. 間取りの工夫
    • キッチンと居室の距離
    • カーテンやパーティションでの区切り
    • 収納扉の密閉性

【実践的な解決策】

  • 換気扇使用と窓開放の組み合わせ
  • 消臭効果のあるグリーンを置く
  • 料理する際は洗濯物を収納する
  • 1Kや1DKへの住み替えを検討

失敗例3:日当たりと風通しの問題

「北向きの窓一つだけの部屋を選んでしまい、日光が入らず、湿気がこもりやすい状態です。洗濯物も乾きにくく、カビの発生も心配です」(24歳・女性)

重点チェックポイント
  • 窓の向きと数
  • 周辺建物の位置関係
  • 日照時間の確認
  • 通風経路の確認

【間取り別の日当たり対策】

  1. 1Rの場合
    • 南向き or 東向きを選択
    • 2面採光があるものを優先
    • ベランダの有無をチェック
  2. 1Kの場合
    • キッチン位置と窓の関係
    • 居室の窓の向き
    • 通風経路の確保

収納編:モノの保管に関する失敗

「クローゼットはあるものの、掃除用具や季節物の収納場所がなく、結局部屋に段ボールを置くことに…見た目も悪く、掃除もしづらい状態です」(26歳・女性)

失敗例4:収納スペースが足りない

必要な収納量の目安
  • 衣類収納:幅90cm×奥行60cm以上
  • 季節物収納:幅60cm×奥行45cm以上
  • 掃除用具:幅45cm×奥行45cm以上
  • 趣味の道具:個人差あり要確認

【収納確保のポイント】

  1. クローゼットチェック
    • 横幅と奥行きの実測
    • ハンガーパイプの位置
    • 棚板の可動性
  2. その他の収納スペース
    • 玄関収納の有無
    • 天井高と壁面活用可能性
    • 押入れやウォークインの検討

設備編:水回りに関する失敗

失敗例5:洗濯機置き場の問題

「ベランダに洗濯機置き場があり、冬は凍結の心配があります。また、夜の洗濯は音が気になって使えません」(28歳・男性)

チェックポイント
  1. 洗濯機置き場の位置
    • 屋内か屋外か
    • 防水パンの有無
    • 給排水の位置
  2. 実用性の確認
    • 洗濯機のサイズ確認
    • 防水パンのサイズ
    • 排水ホースの長さ

【改善策】

  • 屋内設置可能な物件の検討
  • 防寒対策の実施
  • 洗濯時間の工夫
  • 乾燥機能付き洗濯機の検討

【プロ直伝!内見時のチェックリスト】
□ 家具レイアウトのシミュレーション
□ 収納スペースの実測
□ 窓の向きと数の確認
□ 設備の動作確認
□ 周辺環境の確認
□ 日照時間の確認
□ 通風経路の確認
□ 防音性能の確認

間取り選び時のチェックポイント

内見前に確認すべきポイントから、実際の内見時のチェック項目まで、プロ目線で徹底解説します。

間取り図チェックのポイント

採寸値の見方

  1. 重要な表記
    • 壁芯寸法と内法寸法の違い
    • 天井高の確認
    • 梁・柱の位置
    • 開口部の大きさ
  2. 要注意ポイント
    • 玄関の向き(外開きか内開きか)
    • 扉の開閉方向
    • 窓の種類と位置
    • コンセントの位置

よくある間違い解説

  • 「6畳」と表記されていても実測で5.5畳程度
  • クローゼットの奥行きが想像より浅い
  • 洗濯機置場が狭い
  • 玄関の上がり框の高さが不明

重要度別チェックリスト

最重要チェック項目(必ず確認)

□ 採光・通風

  • 窓の向きと数
  • 日当たりの時間帯
  • 風通しの経路
  • 周辺建物との距離

□ 収納スペース

  • クローゼットの実寸
  • 収納の使い勝手
  • 棚板の可動性
  • ハンガーパイプの位置

□ 防音性能

  • 上下階・隣室の音
  • 外部騒音
  • 設備音の響き
  • 床材の種類

生活快適性チェック項目

□ キッチン周り

  • 作業スペースの広さ
  • 収納量
  • シンクの深さ
  • コンロの種類

□ 水回り

  • 洗面台の高さ
  • 浴室の広さ
  • トイレの位置
  • 洗濯機置場の環境

□ 設備関連

  • エアコンの位置
  • コンセントの数と配置
  • 照明器具の有無
  • インターネット環境

スペース別詳細チェックポイント

玄関周り

  1. 必要寸法の確認
    • 土間の広さ:最低90cm×90cm
    • 上がり框までの奥行:30cm以上
    • シューズボックスの容量
  2. 動作確認
    • 扉の開閉スムーズさ
    • 鍵の操作性
    • 段差の高さ
    • 照明の位置

キッチン

  1. 作業環境
    • コンロ脇の作業スペース:両側45cm以上
    • シンク周りの作業台
    • 背面収納の可能性
    • 床材の耐水性
  2. 収納力
    • 吊戸棚の高さ
    • 引き出しの数
    • 調理器具の収納場所
    • ゴミ箱の置き場

居室

  1. 空間活用
    • ベッド配置可能スペース
    • デスクスペース
    • TV視聴位置
    • 家具の搬入経路
  2. 環境
    • 自然光の入り方
    • 空調の効き
    • 壁の素材
    • フローリングの状態

見落としがちな重要ポイント

生活動線

  1. 日常の移動
    • 玄関から居室まで
    • キッチンから居室まで
    • 浴室からの動線
    • 洗濯動線
  2. 来客時の動線
    • 玄関からリビングまで
    • トイレへの経路
    • プライバシーの確保
    • 荷物の受け渡し

収納の使い勝手

  1. 開口部のチェック
    • 扉の開閉範囲
    • 取り出しやすさ
    • 棚板の調節
    • 照明の有無
  2. 収納可能なもの
    • 衣類の丈物
    • スーツケース
    • 掃除用具
    • 季節物

内見時の確認テクニック

採光チェック

  1. スマートフォンを活用
    • 明るさセンサーで測定
    • 写真撮影で比較
    • 時間帯による変化を確認
  2. 方角との関係
    • 南向き:終日日照
    • 東向き:午前中メイン
    • 西向き:午後メイン
    • 北向き:直射日光少

音のチェック

確認方法

  • エアコンの音
  • 給湯器の音
  • 廊下の足音
  • 窓からの外部騒音

注意点

  • 休日と平日の違い
  • 時間帯による変化
  • 季節による変化
  • 建物構造との関係

ライフスタイル別おすすめ間取り

一人暮らしと言っても、仕事や趣味、生活習慣によって理想的な間取りは異なります。ここでは、代表的なライフスタイル別に、おすすめの間取りとその理由を詳しく解説します。

在宅ワーク・リモートワークが多い人

おすすめ間取り:1LDK・1DK

仕事と生活の切り分けができる間取りが理想的です。

重視するポイント
  1. 仕事スペースの確保
    • デスクを置くスペース(最低1.5m×1.5m)
    • オンライン会議時の背景となる壁
    • 安定したWiFi環境の確保
  2. 居住スペースとの区分け
    • 仕事モードと生活モードの切り替え
    • 集中できる環境
    • 荷物の分離収納
  3. 設備面での注意点
    • コンセントの数と配置
    • 採光(画面への映り込み防止)
    • 防音性能

【おすすめレイアウト例】

  • リビングをワークスペースに
  • 寝室を完全なプライベート空間に
  • モニターの配置は窓に対して直角に

料理が趣味の人

おすすめ間取り:1K・1DK(独立キッチン)

調理スペースが広く、匂い対策ができる間取りがベスト。

キッチンの必要条件
  1. 作業スペース
    • コンロ両サイドに45cm以上
    • 調理台の奥行き60cm以上
    • シンクの広さ60cm以上
  2. 収納スペース
    • 調理器具の収納
    • 食材のストック場所
    • ゴミ箱の設置場所
  3. 設備のグレード
    • 2口以上のコンロ
    • 換気扇の性能
    • 蛇口の使いやすさ

【理想的な設備】

  • グリル付きガスコンロ
  • 食器洗い乾燥機
  • 大型冷蔵庫置き場

インドア派・自宅時間重視の人

おすすめ間取り:1DK・1LDK

快適な室内環境を重視した間取りを。

おすすめポイント
  1. リラックススペース
    • ソファを置けるスペース
    • テレビの視聴位置
    • 寛げる空間作り
  2. 収納計画
    • 趣味の道具収納
    • メディア収納
    • 季節物の収納
  3. 室内環境
    • 空調効率
    • 防音性能
    • 採光

アウトドア派・スポーツ好きの人

おすすめ間取り:1K(広めの収納付き)

用具の収納と手入れができるスペースが重要。

必要な機能
  1. 収納設備
    • アウトドア用品の収納
    • 用具のメンテナンススペース
    • 玄関収納の充実
  2. 水回り
    • 汚れた用具の洗浄場所
    • 乾燥スペース
    • 洗濯機置き場の位置
  3. 動線計画
    • 玄関からの動線
    • 泥汚れ対策
    • 用具の出し入れ

【便利な設備・特徴】

  • バルコニーまたは屋外収納
  • シューズインクローゼット
  • 広めの玄関スペース

友人を招きたい人

おすすめ間取り:1LDK

人を呼べるスペースと、プライベート空間の確保。

重要なポイント
  1. リビングスペース
    • 4人掛けテーブル設置可能
    • ソファスペース
    • 人数に応じた余裕
  2. プライバシー配慮
    • 個室の独立性
    • 収納の隠蔽性
    • 水回りの位置
  3. 設備・備品
    • 来客用スリッパ収納
    • 食器収納
    • 空調効率

【おすすめ設備】

  • カウンターキッチン
  • 独立洗面台
  • 玄関収納

夜型生活の人

おすすめ間取り:1K(角部屋)

生活音に配慮した間取りを選択。

重視ポイント
  1. 防音性
    • コンクリート造
    • 二重サッシ
    • 上下階への配慮
  2. 遮光性
    • 外光の遮断
    • カーテンレール
    • 窓の向き

5. 内見時の確認ポイント

内見前の下準備

「内見の際は、必ず事前に間取り図をチェックしましょう。特に以下の3点は要注意です」

  1. 採寸値の確認
    • 間取り図の「壁芯」表記に注意
    • 実際の使用可能面積は図面より約5〜10%小さい
    • クローゼットの奥行きは実測必須
  2. 窓の位置と向き
    • 家具レイアウトに大きく影響
    • 採光と通風の確保
    • 目隠しの必要性も検討
  3. 設備配置のチェック
    • コンセントの位置と数
    • エアコンの設置位置
    • 照明器具の有無

【プロの目線】 「間取り図だけでは分からない『住みやすさ』があります。例えば、玄関からの動線、収納の使い勝手、設備の使用感などは、実際に現地で確認することが重要です」

物件タイプ別のチェックポイント解説

ワンルームの場合

「ワンルームは特に以下の点に注意が必要です」

  1. 居住スペースの確保
    • ベッド配置後の余裕
    • デスクスペースの確保
    • 収納家具の置き場所
  2. 生活動線の確認
    • キッチンからベッドまでの距離
    • 水回りへのアクセス
    • 玄関からの見通し

【要注意ポイント】 「ワンルームでよく見られる失敗は、家具の配置イメージが甘いケース。特に、ベッドを置いた後のスペースが想像以上に狭くなることが多いです」

1Kの場合

「1Kは独立したキッチンが特徴ですが、以下の点に注意が必要です」

  1. キッチンスペースの確認
    • 作業スペースの広さ
    • 冷蔵庫置き場の位置
    • 収納量の確認
  2. 居室との関係
    • キッチンからの匂い対策
    • 照明の配置
    • 換気の経路

【間取り選びのコツ】 「キッチンと居室の仕切りは、生活スタイルによって利点にも欠点にもなります。料理をよくする方は、独立性の高い間取りを選ぶことをお勧めします」

構造・設備面のチェックポイント

  1. 建物の基本構造
    • 鉄筋コンクリート造:防音性・断熱性に優れる
    • 鉄骨造:比較的安価だが音が気になることも
    • 木造:温かみはあるが遮音性に注意
  2. 重要な設備チェック
    • 給湯設備の種類と性能
    • 換気システムの有無
    • 防犯設備の確認

【プロの視点】 「設備の更新時期も重要なチェックポイントです。特に、給湯器は10年、エアコンは8-10年が目安。古すぎる設備は、予期せぬ故障や高額な光熱費の原因になることも」

収納に関する専門的アドバイス

  1. 収納の質的チェック
    • 扉の開閉方向と使い勝手
    • 棚板の耐荷重性能
    • 湿気対策の有無
  2. 収納計画のポイント
    • 必要収納量の算出方法
    • 家具による補完プラン
    • 季節物の収納対策

【収納のプロ目線】 「収納は量より質が重要です。例えば、奥行きが深すぎる収納は、奥のものが取り出しにくく使い勝手が悪くなります。適正な奥行きは45-60cm程度です」

住みやすさを左右する要素

  1. 立地条件
    • 駅からの距離と経路
    • 生活利便施設へのアクセス
    • 日照・通風の確保
  2. 建物の性能
    • 遮音性能
    • 断熱性能
    • 耐震性能

【判断のポイント】 「家賃相場との比較だけでなく、設備や間取りの使い勝手も含めた総合的な価値判断が重要です。特に、防音性や収納力は、実際に住んでからの満足度に大きく影響します」

一人暮らしの間取り選び 必須チェックリスト

日当たり・風通し

チェックポイント

  • 窓の向きと大きさ
  • 2方向の窓の有無
  • 日当たりを遮る建物の有無
  • 風通しの確認

確認方法

窓を開けて実際に風の通り具合を確認しましょう。可能であれば朝・昼・夜の異なる時間帯に訪れることをおすすめします。

注意点

  • 北向きの場合、日当たりが悪く湿気がこもりやすい
  • 西日は夏場の室温上昇の原因に
  • 高層ビルの近くは日当たりが大きく変わる可能性あり

2. 収納スペース

チェックポイント

  • クローゼットの実寸サイズ
  • 収納の使い勝手
  • 棚板の可動性
  • 追加収納の可能性

確認方法

メジャーを持参して、実際のサイズを測りましょう。写真で見るよりも狭く感じることが多いです。

必要最低限の収納サイズ

  • 幅:90cm以上
  • 奥行き:60cm以上
  • 高さ:180cm以上

3. 水回り設備

キッチン

  • 作業スペースの広さ
  • コンロ設置スペース
  • 冷蔵庫置き場
  • 換気扇の性能

浴室・トイレ

  • 浴室の広さ
  • 換気設備
  • 水圧
  • 排水の流れ

確認方法

換気扇も実際に動作確認をしましょう。

生活動線

重要ポイント

  • 玄関から居室までの動線
  • キッチンの使いやすさ
  • 水回りへのアクセス
  • 家具の配置イメージ

確認のコツ

実際に動いてみて、家具を置いた後の動線をイメージすることが大切です。

音・設備関係

音環境

  • 上下階からの生活音
  • 外部からの騒音
  • 設備音の大きさ
  • 大通り沿いであれば大型車の振動

設備

  • エアコンの位置
  • コンセントの数と配置
  • 照明器具
  • インターネット環境

内見時の写真撮影ポイント

撮影推奨ポイント:

  1. 室内全体
  2. 収納スペース
  3. 窓からの眺望
  4. 水回り設備
  5. キッチン周り
  6. コンセントの位置

内見前の確認事項

立地環境

  • 最寄り駅からの距離と経路
  • スーパー・コンビニまでの距離
  • 周辺の生活利便施設
  • 治安状況

建物

  • 築年数
  • 構造(RC造、鉄骨造など)
  • 階数・所在階
  • 共用設備の状態

重要な質問事項

  • インターネット環境
  • 室内の改装履歴(ただし元付に確認しないと不明な場合も多い)
  • 契約期間と更新料(物件資料を確認)
  • 共益費の内訳(物件資料を確認)
  • 駐輪場の有無と料金(物件資料を確認)
  • 火災保険の要件

まとめ:失敗しない間取り選びのポイント

間取り選びの3大原則

1. 自分の生活スタイルをきちんと把握して言語化する

「みんなが選んでいるから」ではなく、自分の生活パターンに合った間取りを選びましょう。

  • 在宅時間が長い → 日当たり・広さ重視
  • 料理をよくする → キッチンの使い勝手重視
  • 夜型生活 → 防音性・遮光性重視

2. 妥協できる点とできない点を明確にする

すべての条件を満たす物件を見つけるのは困難です。優先順位をつけることが重要です。

優先度の決め方:

  1. 絶対に譲れない条件 MUST
  2. できれば満たしたい条件 WANT
  3. あれば嬉しい条件 MORE

3. 実際の生活をイメージして内見する

間取り図や写真だけでは分からない「住みやすさ」があります。

重点確認項目:

  • 家具を置いた後の動線
  • 収納の使い勝手
  • 日当たり・風通し
  • 防音性能

間取りタイプ別の選び方

ワンルーム(1R)向いている人

  • 家賃を抑えたい
  • 掃除の手間を減らしたい
  • 必要最小限の暮らしを好む
  • シンプルな生活を心がける

1K向いている人

  • 料理をよくする
  • 生活にメリハリをつけたい
  • 来客時のプライバシーを確保したい
  • 料理の匂いが気になる

1DK・1LDK向いている人

  • 在宅時間が長い
  • 趣味のスペースが欲しい
  • 来客が多い
  • 将来的な二人暮らしも視野に入れている

失敗を防ぐための5つのアクションプラン

1. 事前準備を徹底する

  • 希望条件リストの作成
  • エリアの相場確認
  • 周辺環境の下調べ
  • 内見前のチェックリスト準備

2. 複数回の内見を心がける

  • 平日・休日で様子が異なることも
  • 朝・夜など時間帯を変えて確認
  • 天気の異なる日に訪れる
  • 通勤・通学時の混雑状況確認

3. 写真撮影と記録を忘れずに

  • 室内の各所を撮影
  • 気になった箇所をメモ
  • 採寸結果の記録
  • 周辺施設の確認

4. プロの意見を積極的に聞く

  • 不動産会社への質問
  • 建物管理会社への確認
  • 口コミ情報の確認

5. 契約前の最終確認

  • 重要事項説明書の確認
  • 初期費用の内訳確認
  • 契約条件の確認
  • 設備・備品リストの確認

最後に覚えておきたい4つのこと

  1. 「安さ」だけで選ばない
    • 光熱費や通勤費なども考慮
    • 住みやすさが節約につながることも
  2. 「気に入った」だけで決めない
    • 実用性を重視
    • 長期的な住みやすさを考える
  3. 焦って決めない
    • 比較検討は必ず行う
    • 直感も大切だが、チェックリストで確認
  4. たくさんの物件を見過ぎない
    • 優先順位を決めたら絞り込む
    • たくさん物件を見たい状態は優先順位が決められていない証拠

この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ理想の一人暮らしにぴったりの間取りを見つけてください。分からないことがあれば、不動産会社の担当者に積極的に質問することをおすすめします。

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この記事を書いた人

住まい会議編集部
合同会社LEOSENSE|岐阜県知事(1)第5251号
不動産×インターネットをテーマに家づくりメディア運営、不動産売買、賃貸、空き家管理事業を展開しています。

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